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プライバシーの要求をする留学生
留学先での問題はいくつかありますが、その中の一つは住居の問題です。冷房完備、テレビや音響システム、コンピューターまで揃った自分の部屋で何不自由なく育ってきた人は、向こうの暮らしに戸惑うでしょう。
6人部屋に振り割られ、音楽はヘッドホンなしでの使用は禁止、机も本を置くだけが精一杯。クローゼットには持ってきた服や物は入りきらない。その上、抜き打ちの持ち物検査や生理整頓掃除のチェック。プライバシーも何もありません。
このような環境で勉強するといびきがうるさい子供や消灯後もこっそり勉強している子、小さな声で話をしている子などルームメイトのことが色々わかります。他人に対する理解力や創造力も豊かになっていくのです。他人のことがわかって初めて、他人のプライバシーを気遣うことができるのです。
他人との触れ合いやコミュニケーションを円滑にするためには、プライバシーの尊重が必要なのです。つまりプライバシーとは、自分のプライバシーを守ることではなく、他人のプライバシーを守るためにあるのです。
ホームステイでは、自分の部屋のドアを閉め切って叱られるケースがあります。部屋にいるときは常にドアを開けておきます。家庭では家庭のルールがあるので、それを守らなくてはなりません。寮には消灯時間があります。ホームステイにも家庭に消灯時間があれば、当然守らなければなりません。
このようにホームステイでも寮でも、自分の思い通りにならなければすぐにアパートに住む傾向がでています。